本日も当ブログをご覧頂きまして有難う御座います。
どうもテツヤです。

本日の作業紹介は、神奈川県からお越しの「Audi RS3（8Y）」で御座います。

前回に引き続きの作業ですね、今回は「TVキャンセラー」の取付です。
「ディーラーから”コーディングはNG”と言われたので、キャンセラーでお願いしたい」
というご相談は少なくないですが、勘違いして頂きたくないのは「キャンセラーならOK」という意味ではない事です。
基本的にカスタムする事については、ユーザー側の責任において行う事になります。
ネットの普及もあってかカスタムが広く一般的になりましたが、その内容を問わず、この前提はひっくり返りませんので、注意が必要です。
ソフトウェアでのそれは「メーカーに伝わる可能性が高いからNG」とするケースが多いだけであって。
ハードウェアでのそれも考え方は基本的に同じなので、メーカーに伝わる可能性があればNGです。
これはキャンセラーに限らず、すべてのことに対して同条件でありますから、純正状態に対して何かをしようとすれば、全て当てはまります。
これはユーザーが関係する話ではなくて、メーカーと販売会社の間での契約の問題ですので、我々（ユーザー）にはどうする事もできません。
どうにかしたい場合には、メーカーに対して決定権を持つ立場になるしかないですが、現実的ではないですね（汗
また販社によっては、納車時にドングル型キャンセラーを用意してくれているトコもあるのが混乱する原因でしょうか？
そうしないと他社に売り負ける状況が、そうさせているのかと推測しますが。
”何かがあった場合”に対処できるのか？ちょっと心配になります。

今回使用するのはアルトポルテ製のキャンセラーで、当社ではベンツ用としてお馴染みのものです。
「純正配線復帰用コネクター」が同梱されています。
これが標準で用意されているという事は、つまりそういう事なんですよね。
ただし保証期間に関係なく「全て有料で直す」という事になれば、話は違ってきます。

今回の作業範囲は助手席側、グローブBOXを外しての作業となります。
個人的にはAudiでもVWでも、グローブBOXを外すのは嫌いなんですよね工程が多いので。
トヨタなんかは楽なので好きですけど♪

ETCの裏にボルトがあるので忘れずに。
後付け部品で隠されてるから嫌なんですよね…（汗
まぁ知ってれば大丈夫ですけど。

用があるのは純正ユニット。
昔みたいに、これだけ露出しててガバッと取れた方が良かったのに（涙

そして純正配線にアプローチします。
ちなみに今回は。キャンセラーの電源を「+B」から「ACC」に変更いたしました。
車両側機能に影響があった為に、それへの対応であります。

走行中の状態を確認して終了となります。
ある程度戻さないとテストできないのが、最近の車両における面倒な部分ですね。
ここでNGとなった場合には、意外と苦労するんですよ（汗

キャンセラーのON/OFF操作は、純正ステアリングスイッチで行います。
この「無駄の無さ」が好きなんですよね♪
「後付けスイッチ式」は、あまり好きではないのです。
ディーラーさん的には、後付けスイッチの方が喜ばれますが。