本日も当ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
どうもテツヤです。
本日の作業紹介は、都内からお越しの「VW Golf6R(5K)」でございます。

今回のご依頼は「コーナーリングライト作動不良」の修理です。
ゴルフ6は、ゴルフ7等とは違って「右左折時に点灯するライト」は装備されていません。
ステアリングの舵角や速度に連動して、ライトの照射方向が変わる装置が装備されてます。
いわゆる「AFS(Adaptive Front-lighting System)」というものですね。
ちなみに。
昔乗っていた「6師匠」は、後付けで純正ハイビームアシスト(今でいうDLA)を装備させていました。
当時、日本国内ではコレ1台のみでしたが、誰にも気付かれた事はありませんでしたね(笑
外観上の変化は何もないので、気付かれない方が当たり前なのですが。
雑誌屋さんでさえ興味の薄い装備、それが電装カスタムだと実感した次第です。
しかしそれでも、自分だけの装備として「特別感」は高かったです。
何せ、自分だけの専用装備ですからね、そりゃあ満足度は高いですよね♪
しかしこの頃は、色々と”遊ぶ環境”があって楽しかったです♪
さて本題に入りましょう。
先ずは入庫していただいての点検作業から。
状況を確認すると、確かにエラーが出ています。

ゴルフ6もmk6になると頭が良くなった印象があります。
こういった不具合をドライバーにアナウンスするものそうですが、自己診断しちゃうのは凄いですよね。
問題は、これが「どの部分が関係してるのか?」「そもそも本当なのか?」となります。
そしてこの判断は人間が行うというのが、まだアナログな部分となりますね。
診断の結果、不具合の原因は「ライトモジュール」の故障と判明。
なので、これを交換して対応します。
以下は新品のライトモジュール。

小さな部品ですが、とても高額な部品です。
これだけで10万円近くします(汗
そして下は装備されていたモジュールですが。

ここに錆が確認できます。
何故ここに錆があるのか?
雨が直接かかる場所ではないですし、ゴムパッキンで水の侵入は防いでいるはずなので。
ここが直接濡れるとは考えにくい…。
となると、理由は水没???
気になったので、ライトカバーを外して内部を確認。
ライト自体の汚れっぷりも気になるけれど…。


中から謎の部品が出てきました。
これは何の部品だろう???
こうなるとモジュールの交換だけで済ませずに、ライトユニットAssyの交換が望ましい。
ですが費用が跳ね上がるので、今回はこのまま戻します。
もし故障が再発するようなら、次はAssyでの交換を検討するべきでしょうかね。
しかしライトは無事に点灯。
アクティブテストでも動作確認し、現時点では正常動作で問題なしです。


エラーも消えたので、車自身も故障判断はしていません。
とりあえず”現時点では”問題なく動作しているので、作業は終了です。


