本日も当ブログをご覧頂きまして有難う御座います。
どうもテツヤです。
本日の作業紹介は、千葉県からお越しの「VW シロッコR」で御座います。
今回のご依頼は、リアゲートと車体を繋ぐ「コルゲートチューブ」の交換です。
当社の作業としては少なくないご依頼でありますが、これの原因は用品取付時の破損であります。
多くはドラレコとかバックカメラですかね?配線を通す際にやってしまうケースが殆どです。
特にVWの場合は、固定用の樹脂部分が脆く、簡単に壊れてしまうので注意が必要です。
具体的には「外さないこと」です。
あまりにも壊れるものだからか?というよりも手間を省く為でしょうね、チューブの中を通さずに外側を這わせて車内に配線を入れる作業を推奨している方もいらっしゃいますが。
基本的にこれはNGです、雨水が伝って車内に侵入しルーフからびしょ濡れになります。
「中で配線が断線するから、外を通した方が良い」という意見もありましたが。
それとこれとは別問題なので、論点をずらしてはいけません。
確かにチューブ内で純正配線が断線する故障もありますが、発生率は低いですし、10年ぐらい経たないと発生しない故障です。
でも「雨漏り」は、明日にでも起きかねない現象ですので、外側を通すのはダメでしょうね。
それに配線を中に通す際にも、そこで断線しにくい通し方もあります。
10年後に発生するかどうかの心配よりも、明日びしょ濡れになる心配をする方が利口です。
今回の交換対象です。
上側(リアハッチ)は自重で落ちてます。
固定部分が壊れると圧力が足らず隙間ができるので。
そこから雨水が侵入し、ルーフを濡らします。
ひどい場合は車内がびしょ濡れになるので、早々に処理するのが吉です。
これが新品のコルゲートチューブ。
壊れてしまったものと、樹脂部分の造形が少し変わってます。
経年劣化による圧力低下に対策したんですかね?
どちらにせよ、脱着には向かない雰囲気です。
今回の犯人は彼でしょうか?
でも配線を左側に通してくれてるので助かります。
これ左側だと脱着部品の範囲が広がるので大変なんです。
主な仕事は「中の配線を抜いて、新しいチューブに通す」だけなのですが。
それが結構面倒なんですね、なにしろコネクターは通らないので…汗
配線を通してコネクターを取り付けたら作業は完了です。
これで雨漏りの心配はなくなりました♪