本日も当ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
どうもテツヤです。
本日の作業紹介は、都内からお越しの「スズキ エブリーバン(シトロエンバス風)」でございます。

レトロ感が良いですね、造形が凝っていて可愛い車両です。
「世界にひとつだけ」という特別感が強く持てると感じます。
オリジナルを捨てて何かに寄せる事への賛否は昔からありますが。
わかっていてやるのだから、私としては良いと思いますけどね。
外野がとやかく言う事じゃあない。
これを「シトロエンバスです!」と販売するのはダメですけど(汗
ただしオリジナルカスタムを行う事でのデメリットはあります。
例えば今回の様な修理作業でも発生しますよね。
アフターメーカーのオリジナルなので、ダイハツの整備書が役に立ちません。
手探りで部品をバラす必要がありますから、工賃はその分、高くなってしまいます。

今回の修理では高圧ホースを交換するので、バンパーを外したいのですが。
どういう構造になっているのか不明なので、慎重に進めます。
あっちから見たり、こっちから覗いたり、少し浮かしたりずらしたり…いつもより余計に時間がかかります。

無事に外れたところで作業開始。
今回は高圧ホースなので、バンパーの内側から座席下までが作業範囲です。



ホースでホースと配線をクネクネかわしながら。
外して入れて交換します。
知恵の輪をやってる感覚ですね(笑

ちなみに今回の原因は、このカシメ部分からのエアコンガス漏れです。
経年劣化と車の振動でダメになったんでしょうね、これは「エアコンガスクリーニング」でも防げませんし直せません。それでもクリーニングする方は多いんですよね、エアコンガスクリーニングでは穴は塞げませんし防げません。
インフルエンザワクチンでインフルエンザの罹患率を下げる事はできますが、他の病気にはかかります。
それと同じで、他の故障は普通に発生するんですが、その点は説明しないんでしょうかね?
クリーニングしとけば大丈夫!みたいな雰囲気が、無知につけ込む商売が昔から多い、自動車業界の暗部です。
交換作業が終わったら、たっぷりと真空引きをして。

エアコンガスを充填しまして。

圧力が正常値内である事を確認し。
エアコンが正常に機能している事を確認して終了です。


