本日も当ブログをご覧頂きまして有難う御座います。
どうもテツヤです。

本日の作業紹介は、神奈川県からお越しの「トヨタ RAV4(XA50系)」で御座います。

今回のご依頼は、持込品社外テールランプユニット換装作業です。
生産国は台湾の様で、取付説明書はありません。
従って、トヨタの整備書を参考に、似たような部品の作業情報も加えて。
ざっとした情報と経験でもって作業を行います。
懸念材料は、製造の雑さからくる寸法違いによる、取付時の加工発生の有無、もしくは取付不可の判断。
加えて、電気的な加工の有無、または取付不可の判断となります。
なにしろ実物を手元に置いて、実車に合わせながらの判断となります。
従って事前の料金計算は基本的に困難、どころか「取付可否」の判断すら正確にはできません。
依頼を受ける側としては、予定していたスケジュールも利益も、全て飛びかねないリスクがあります。
「何処にも受けてもらえなくて〜」の理由には、そういった事情もあるわけです(汗

逆に言えば、この辺りのリスクが解決できるのであれば、やらない理由は無くなるわけでして。
これについては、お客様との交渉となるわけです。
という部分から推測して頂ければ、お近くのお店にもご相談頂けると思います。
基本的に「全部丸投げ」というのは無茶でしょうね…(汗

さて話は飛びますが。
社外品のテールランプへ交換される場合、注意点としましては「事故発生時の車両保険」にも及びます。
この点がスルーされているケースが殆どですが、万が一の死亡事故の際に、全てが自己負担となる可能性を考えますと。
その点についてのリスク回避は、ご自身で行う必要があります。
これについては購入前に、販売店に対して十分に確認し、文章で残しておく事が重要でしょう。
カスタムを考えている時は気分が盛り上がっているので忘れがちですが。
冷静に判断してくれる方が近くにいてくれると有難いですよ♪

こちらが純正のテールランプ。
スモールとブレーキは赤い灯体、その他は透明で視認性を考慮したデザイン。
これが「野暮ったい」と言われれば、デザイナーとしては悲しいでしょうね。
まぁそこは個人の主観ではありますので…。

立体的な造形はカッコ良いと思います。
社外品も純正(設定があれば)も、カラーリングの変更されたものが主流です。
機能自体の変更も伴うものは少数派で、個人的には好奇心を刺激されますが。
実際に使うにあたっては、いろいろな面でハードルが高いです。

アウター側のテールランプは簡単に外せます。
インナー側もこうなら、作業は幸せなんですけどね(汗

こちらが持込品のテールランプAssy。
ブラックテールですね、これの見た目はカッコ良いのですよ。
メーカーによっては純正で用意されるのもわかります。

製造は台湾。
中華製よりはマシ!というのが一般的なイメージでしょうか?
個人的にはどちらも大きな差はないという印象です。
中華製品も平均すればレベルは上がってきてますので。
難しいのは、製品が手元に来るまで品質がわからない事。
つまりは、現時点でもギャンブルである事は変わらんという事実です(汗

インナー側は、諸々作業工程が増えます。
内装部品を全て外す必要があるからですね。
大事なのは、作業前に置いておく場所を確保する事です。

丸裸になったら交換作業を開始。

社外品テールは、そのまま取付けられるのは稀。
だと考えておけば、事前に心の準備はできます。
今回は主に配線の調整が必要でした。

いったん取り付けてから、外して調整して取付。
これを何度か繰り返して、無理のない配線の位置を導き出します。
物理的な問題がなかったのは幸運です♪

交換後の画像。
後ろ姿が黒で統一されてスッキリしています。
全体的に締まって見えるのも良いですね♪

こちらは夜間の画像。
テールライトの点灯具合は問題なさそうです。
夜は夜で良い感じです♪