本日も当ブログをご覧いただきまして有難う御座います。
どうもテツヤです。

本日の作業紹介は、神奈川県からお越しの「VW Golf7」で御座います。

今回のご依頼はカーエアコンの修理。
「エンジンを始動させてから、概ね30秒後に風が止まる」
という症状。
結論から言いますと、内外気切替フラップが機能しない事で。
エンジン始動から30秒後に内気から外気に切り替わった際に、エアコンが吸い込める空気量がほぼゼロになり。
結果としてエアコン吹出し口から空気が出てこない症状が発生しておりました。
診断機での診察では、フラップを動かすモーターは動いている事になっているので。
となるとモーター部以外の物理的な故障の可能性が高いのですが。
部品の位置が直接目視できない場所なので、目で見て判断することができません。
目視する為には、ダッシュボードを取り外す必要があるので、もし問題がなくとも高額な工賃が発生してしまいます。
なかなか判断に困る内容ではありますが、今回はそこまでの料金を許容していただきまして。
時間を多めに頂いて、可能な限り外さない方向で進めてみる作戦で進めることに。
結果、ダッシュボードを外さずに直ったので良かったです。
まぁ直ったというか何というか、調整で復帰してくれたので助かりました。
結構手間ではありましたが、それでもダッシュボード外して作業するよりは安価。
お客様にも安堵していただけたので良かったです♪
症状については動画にもしましたので是非。

エンジン始動から約30秒後に風が止まってしまう。
ブロアモーターは元気に仕事してる音はするので。
内気から外気に切り替わるタイミングが関わっていると判断。

グローブBOXを外して見てみると。
ここのフラップが、何らかの理由で機能していません。
モーターがダメかな?と思うも、診断機上では動いてる。

データ上では動いているのに、実際には動いていない。
もう少し詳しく見たいのだけれど、見えるのはこれだけ。
これ以上見たければ、ダッシュボードをそっくり外さなければならない。
他が原因だった場合、その費用もそっくり無駄な出費となってしまいます。
判断が非常に難しい…。

修理後は無事に機能している事が確認できて、お客様も私も安堵のため息。
こういった作業の場合、最大限の出費を許容して頂いた上で、できるだけ削っていくのであればGOできます。
逆の場合は、お受けする事自体が難しいですね…(汗