本日も当ブログをご覧頂きまして有難う御座います。
どうもテツヤです。

本日の作業紹介は、都内からお越しの「VW ゴルフ7ヴァリアント」で御座います。

さて今回のご依頼は、ここ数年で需要の伸びを感じておりますデジタルインナーミラードラレコの取付です。
デジタルインナーミラー型のドラレコとは、映像をミラーに映し出すタイプのドラレコ。
主には、バックカメラの映像をミラーモニターに映し出す事で、インテリアミラーとしても使えるってヤツです。
メリットとしては、映像をデジタル処理しているので夜間でも見やすい事。
そしてワイドな画面で後方映像を確認できて便利って事です。
デメリットして感じるのは、ミラーモニターの「取ってつけた感」でしょうか。
純正ミラーに被せる方法で設置しますので、どうしても「後付け感」が出てしまうのですが。
これの解決には「純正ミラー交換型」を登場させる必要があります。
ただしこの場合には、費用が高額になるでしょうから、着地点としては致し方ないとも思います。
一応は、車種専用としてミラー交換型も存在はするのですが。
やはり費用を抑えるためか中華製品にて、見た目の質感が非常に安っぽくて格好が悪い…。
似せるならせめて、材質も同等にしないとダメだと思いますが、そうするとコストが…というジレンマ(涙

さて個人的には、この製品は好きで。
何年も前から中国生産の製品を、国内代理店が販売してるのを追っかけていました。
日本メーカーの製造で、早く作ってくれないかなぁ…って気分でです(笑
登場した当時は、そりゃあもう酷いのが多くて、辟易しておりましたが。
(現在でも低価格のは酷いのが多いですけどね…汗)
NEOTOKYOさんは、頑張って少しずつアップデートしながら、継続してくれております。
多くの販売店が、いつの間にか消えてしまう中で、こうして地道に積み上げていくスタイルは頼もしいです♪
直接の取引は御座いませんが、今後もずっと注目していきたいと思いますです。

「MRC-3023」の同梱物。
基本、ミラー型のドラレコは部品数が多いです。
なので作業工程も多い、つまり少々面倒ではあります(汗

ここがダメだよ!と以前のブログで書いた部分、そこがしっかり改善されていて感動です。
電源等のコネクタが干渉するんですよね車両部品に、だからミラーの角度がおかしな事になる。
それを解決するためか?コネクタ部が、作られた凹みに収まって、干渉しにくいデザインに。

一般的なドラレコに比べて、配線が2〜3本多い。
とは言っても、やる事は同じなので、どうという事はない?
とりあえず、コルゲートチューブは外さずに作業する基本は守りましょう。

集まってきた配線の処理は、ミラー周辺のスペースで対応。
結構太いし、短いのもあるし、沢山あるしでゴチャゴチャしますが。
そこを上手く処理するのも、我々の仕事で御座いますので♪

コネクター接続部の改善により、ミラーモニターがセンサーカバーに干渉しなくなりました。
コードの集約化により、見た目のスッキリさも向上しております。
見た目の「後付け感」を除けば、とても良い感じの製品になりつつありますね♪

こちらはフロントカメラ。

個人的に台座型のデザインは好きであります。
確かにサイズは大きいですが「取ってつけた感」は少ないです。

こちらは室内用カメラ。

とても小さくて宜しい。
バックカメラもこれにすれば良いのに…。

そしてバックカメラ。

多くの電装屋さんが思うはず、この形は懐かしの中華製カメラ。いや現行でもあるか(汗
これをもっと小さいのにしてくれたら良いのになぁ…と思うのです。

フロントカメラ映像。

室内カメラ映像。

バックカメラ映像。

室内+リアの2画面表示。

フロント+室内+リアの3画面表示。

もちろん、ただの鏡としても使用できます。

製品は良いのですが、取付手順は宜しくないです。
確かに綺麗には見えますが、それは表面上の事なので、エアバックの回避を前提にしなければいけません。
少なくてもAピラーは外して作業するのが良いでしょう。

カメラコードはホース内を通すのが無難です。
漏水の原因だった事が分かった時点で大きく後悔することになります。
僅かな手順を惜しんだばかりに、高額な修理費が発生しますので…(汗
これはですね、その昔にTVがまだアナログで、アンテナがロッドアンテナだった時代に散々あったのですよ。
少なくとも、この画像の処理方法ではダメでしょうね