本日も当ブログをご覧頂きまして有難う御座います。
どうもテツヤです。

本日の作業紹介は、都内からお越しの「VW Polo(6C)」で御座います。

今回のご依頼は純正カーナビの交換と、それに伴いカメラやETC等のオプション品の交換です。
純正ナビ自体の故障が原因ではないですが、メーカーからのアップデートが終了し、地図更新もできない(もしくは高額)という事でのご相談は少なくないです。
その際のネックは、ナビ交換自体も高額であること。
中華製の低価格ナビを選べば部品代は少なくできますが、信頼性の問題がありますし。
カメラは接続できてもETCは単体使用、MFSWは使用不可になるなど、使用するにあたっての制限も多い。
「これまでと同じ使用感」を前提とすると、日本メーカー製となる為に高額カスタムとなります。
結論としましては、選ぶカーナビ次第で30万円程の予算は発生する事になりますので。
どのタイミングで、何と交換するか?の検討は必要だと感じます。
更に問題は、アフターパーツとしてカーナビの需要が減っておりますので。
それに伴って「取付キット」の製造自体が減っている事です。
これがないとナビ交換作業自体ができなくなりますので、この点を考慮する必要もあります。

VW純正のSDCW系ナビ。
中身がクラリオン製なのは周知の事実です。
ただしライセンスはVWが持ってますので、メーカーに聞いても情報は出てきません。

バックカメラも純正品。
取付けるための穴が見えないように。蓋と一体型になってる製品です。

今回、純正ナビと交換で装備される製品達。
ヘッドユニットはパイオニアの「AVIC-RF720」、ナビ連動させる為にETCも同メーカー製の「ND-ETCS2」。
純正ステアリングスイッチを使用するので、 CAN-BUSアダプターも使います。

バックカメラもパイオニア製品で統一するので「ND-BC300」を選択。

「作業は遠いところから」って事で。
作業はバックカメラの交換からスタートします。

配線は内装を外して通します。
プラスチックリムーバーで押し込む。のが推奨されてたりますが。
それは、あまりよろしくないのです…。

後席から前席へ。
そしてグローブBOX下まできたところで、作業は一旦停止。
ETCとアンテナ関係に移ります。

6C型ポロは、ルームランプ裏のスペースを活用できます。
GPSとかマイクとか、表に出てる必要のない部品はここへ。
後付け感の出るものを隠して、純正品の様に。

アンテナコードなども綺麗にまとめちゃいましょう。
部品をバラした時に整理整頓されていると、他のメカニックも、それ基準に整備されます。
つまり、他のお店で他の作業を行う際にもメリットがある訳です。

ETCは純正位置(グローブBOX内)に取付。
グローブBOXの脱着は、他作業でも比較的多い作業なので。
外しやすい様に配線の余りを作ります。

各配線がナビ裏に集まってきて、クライマックス感が出てきました(笑

純正ハーネスとCAN-BUSのコネクタにはスポンジを巻いて異音対策。
全ての剥離紙を剥がさないのがポイントです♪