本日も当ブログをご覧頂きまして有難う御座います。
どうもテツヤです。

本日の作業紹介は、都内からお越しの「トヨタ GR86(ZN8)」で御座います。

ここ最近、同車種が当たっております。
同型車が続くことは珍しくないですが、当社でトヨタ車が続くのは珍しいです。
恐らくは趣味製の高い車両である事が、その理由だと推測します。
「単なる足車」として選ばれる車種も多いトヨタ車でありますので、その場合は「とにかく安くて早いお店」に任される事も多いです。
そうすると主に販売店での商談条件で吸収されるでしょうから、「後から取付る」という選択肢は発生しません。
何せ86は人気で、納車どころか注文すら難しい(作業日時点で)車両、しかもカスタム前提と言っても過言ではない車両。
となれば、後付け部品の需要も増えるんでしょうね♪
我々の業界としては、こういう車両が増えるのは嬉しいです。
今はもう、作られた段階で触るところのない車が多いですから…(涙

さて今回はETCの取付でありましたが、近年ではETCの取付自体が珍しい。
これこそまさに、既に純正装備となって久しいですからね(笑

取付るのは、Panasonic製のETC2.0「CY-ET2620GD」。
懐かしいですなぁETC、昔は1日に3〜4台は取付けていた記憶がありますが。
ここ最近は1ヶ月に何台あるだろう??な感じです。

今回は右に左に行ったり来たりするので、前席が主戦場となります。

主だった部品たちを取り外して、作業開始です♪

今回はお客様のご用意された「のれんわけハーネス」を使用します。
今はこんなのがあるんですね、昔は電源等の配線を探すのも仕事のうちでしたが。
便利な世の中にあったもんですね、純正品番までついてます。

「のれんわけハーネス」は運転席側で活躍します。
これのデメリットは、コネクター分の大きさですかね。
純正配線の加工は必要ないですが、その分場所を取るのです。

ピンク色のビニールテープでとめられているのが目標です。
なかなか良い場所にいますね♪

「のれんわけハーネス」を取付けて、ETCの電源をいただきます。
まとめる時は、異音防止でクッションテープを巻いておいくと良いです。

メーターを外して電源ハーネスを上に逃します。
今回はアンテナをメーターフード裏に取り付けるので、ここで配線を合流させます。

ETCアンテナは、この状態で一時停止。
整備時のことを考えて、ハーネスは少々の余りを作っておきます。
短くしてしまうと、後々にメーター交換が発生した場合、メーターフードが外せません。

電源線とアンテナ線は、オーディオ裏を通してグローブBOXまで。
今回の車両はオーディオレスなので、ここでの作業は楽ちんです♪

ETC本体に各配線を接続して電気的な作業は終了。
通電チェックと使用テストを行なって、問題がなければ内装を取付けます。

内装を元通りに戻しました。
この後に養生テープを取り除いて、触った箇所を綺麗に拭いたら完成です。

ETC本体はグローブBOXへ。

ETCアンテナはメーターフード裏へ。

外から見る分には、ETCが取付られている事はわかりません。
時短効率低料金の数打ち作業では、ここまでできません。
どちらが良いかは好みと予算の問題ですが、スタイリッシュな車の場合は、こちらがおすすめです♪